映像制作

SNS動画制作、発注前に準備すべき「構成案」とは?丸投げで失敗しないための準備ポイント

「SNS動画制作を制作会社に依頼したが、上がってきた動画がイメージと違った」——外注に不慣れな企業担当者から、こうした声をよく耳にします。原因の多くは制作会社側のスキル不足ではなく、発注する側が「構成案」を用意しないまま、いわゆる丸投げ発注をしてしまっていることにあります。

SNS動画制作を外注して成果につなげるには、発注前に「誰に何を伝えたい動画なのか」「使える素材は何か」「どう評価するか」の3点を整理し、簡単な構成案に落とし込んでおくことが欠かせません。本記事では、丸投げ発注で失敗しやすいポイントと、発注前に準備しておきたい具体的な項目を解説します。

外注すべきタイミングの見極め方についてはSNS動画制作を外注すべきタイミングとは?内製で伸び悩む企業が知っておきたい費用相場と発注のポイントで解説しています。

なぜ「丸投げ発注」でSNS動画は失敗しやすいのか

「とりあえずおしゃれな感じで」「他社みたいにバズる動画を」——こうした抽象的な要望だけで発注すると、制作会社は手探りで方向性を決めざるを得ません。制作会社は動画制作の技術は持っていても、その企業の商品理解や顧客像、これまでの発信の文脈までは把握していないためです。

結果として、納品後に「思っていたトーンと違う」「訴求したいポイントが伝わっていない」といった手戻りが発生し、修正対応に想定以上の時間とコストがかかるケースが少なくありません。こうした手戻りの多くは、発注前の情報整理を丁寧に行うことで防げます。

発注前に準備しておきたい3つの要素

① 誰に、何を伝えたい動画か(ターゲットとメッセージ)

視聴してほしい層(年齢層・興味関心・購買段階など)と、その動画を見た後にどう感じて・どう行動してほしいかを言語化しておきます。「認知獲得のための動画」なのか「購入検討中の顧客の後押しをする動画」なのかによって、構成もトーンも大きく変わります。

② 使える素材・NG素材の整理

過去に撮影した写真・動画、ロゴデータ、商品の使用シーン、社内に眠っている素材を棚卸しし、使ってよいもの・避けたいもの(競合が写り込んでいる、表現規制に触れる可能性がある、など)を事前に共有します。素材の出し惜しみは、構成の自由度を狭め、結果的に仕上がりの質を下げる要因になります。

③ 評価基準(KPI)の仮決め

再生数・保存数・プロフィール遷移率・問い合わせ数など、何を見て「この動画は良かった」と判断するのかを事前に仮決めしておきます。評価基準が曖昧なまま制作を進めると、完成後の振り返りも感覚的になり、次の動画制作に改善点を活かしにくくなります。

POINT

構成案は凝ったものである必要はありません。「シーン1:商品の使用シーン(5秒)」「シーン2:悩みへの共感(10秒)」のように、箇条書きレベルの簡易な絵コンテでも、制作会社との認識合わせには十分効果があります。

項目 準備なしで発注した場合 3要素を整理して発注した場合
方向性の擦り合わせ 制作会社の解釈に依存し、手戻りが発生しやすい 初回提案の段階で認識のズレが少ない
素材の活用 手持ちの素材が活かされないケースがある 既存素材を活かした効率的な制作が可能
効果検証 感覚的な振り返りになりがち KPIをもとに次回の企画に反映しやすい

発注時によくある罠

罠1:「とりあえずおしゃれな感じで」で発注してしまう

抽象的なイメージだけを伝えて発注すると、制作会社は無難な方向性でまとめざるを得ません。
対策:参考にしたい動画のURLを2〜3本共有し、「この部分のテンポ感が良い」「この見せ方は避けたい」など、具体的な理由とセットで伝えることで、認識のズレを大きく減らせます。

罠2:素材や過去の投稿データを出し惜しみしてしまう

「情報を出しすぎると制作会社に頼りすぎだと思われるのでは」と考え、必要な素材や過去の反応データを共有しないまま発注してしまうケースがあります。
対策:過去に反応の良かった投稿や、逆に反応が薄かった投稿の傾向を共有することで、制作会社はより精度の高い企画を提案しやすくなります。

動画のクオリティは、制作会社の腕前だけでなく、発注する側がどれだけ「材料」を渡せるかで大きく変わります。

ALAWAYが選ばれる理由

ALAWAYでは、SNS動画制作を「発注前の整理」から支援しています。ターゲット・訴求メッセージのヒアリングから、構成案(絵コンテ)の作成、撮影・編集、公開後の効果測定まで、一貫してワンストップで対応できる体制を整えています。

また、動画制作単体の支援にとどまらず、インフルエンサーを起用したタイアップ企画の選定・ディレクションや、SNSアカウント運用代行と組み合わせた提案も可能です。動画は「作って終わり」ではなく、どのアカウント・どの企画の中でどう活用するかまで含めて設計することで、成果につながりやすい動画制作を目指しています。

よくある質問(FAQ)

構成案は自分たちで作らないといけませんか?

箇条書きレベルの簡易なものであれば自社で用意していただくと制作がスムーズになりますが、ゼロから構成案を一緒に作るところから支援することも可能です。まずは伝えたいメッセージやターゲットのイメージだけでもご共有いただければ、そこから整理をお手伝いします。

素材(写真・動画)がほとんどない場合はどうすればいいですか?

既存の素材が少ない場合は、撮影から対応することも可能です。まずは現状ある素材と、不足している部分を整理した上で、撮影が必要かどうかをご提案します。

動画制作だけを単発で依頼することはできますか?

動画制作のみのご依頼にも対応しています。継続的なSNSアカウント運用やインフルエンサー起用と組み合わせたご相談も歓迎していますので、まずは目的に応じて最適な進め方をご案内します。

制作期間の目安はどれくらいですか?

動画の尺や本数、素材の準備状況によって変動しますが、構成案の確定後、撮影・編集を経て納品までは一定の準備期間を見込んでいただくケースが多いです。スケジュールに制約がある場合は、事前にご相談ください。

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YouTuber・TikToker・Instagramerのネットワークを活かした施策設計から、SNSアカウント運用、映像制作まで一気通貫で伴走します。

中村洋司

この記事の執筆者

中村洋司

株式会社ALAWAY 代表取締役

1992年生まれ、埼玉県出身。2015年日本体育大学卒業後、株式会社アイトリガーでデジタルマーケティングに従事。2019年株式会社VAZでインフルエンサー・SNSマーケティングの営業マネージャーとして活躍。2024年6月に株式会社ALAWAYを設立し代表取締役に就任。SNSマーケティング歴7年以上、ナショナルクライアント多数のキャスティング・キャンペーンを担当。